「とろけるチーズ」と普通のチーズの違いって?

スーパーで買い物をしているとき、ふと疑問に思ったことがあります。それは、普通の「スライスチーズ」と「『とろける』スライスチーズ」の違いです。 裏面を見てもどちらも「プロセスチーズ」だし、原材料名を見てもいまいち違いがわかりませんでした。 いろいろ調べてみた結果、疑問が解決しました。 違いは「熟成にかけた期間」と「乳化剤」 チーズが発酵食品だということはご存じだと思いますが、「とろける」ほうは普通のチーズに比べて熟成期間が短いという違いがあります。 さらに、製造過程で使用される「乳化剤」の種類と量も違いがあります。 通常の「スライスチーズ」と「とろけるタイプ」は、どちらもプロセスチーズを使用していますが、「とろけるタイプ」のものには、熟成が若いものを使用しています。これは、熟成が若い方が、糸引性があるためです。また、プロセスチーズの製造工程では、通常乳化剤を添加して、脂肪球を安定させる必要があります。このとき、乳化剤の種類と、量を調節することで、さらに“とろけ感”を出すことができます。(乳化剤は少ない方が、とろけ感がでます。) とはいえ、どちらも「プロセスチーズ」ですから、「ナチュラルチーズ」ほどのとろけ感はありません。 とろけ感を求めるなら「ナチュラルチーズ」 加熱しただけで簡単にとろけるようなチーズがほしい場合は、ピザ用などの「ナチュラルチーズ」を買うことをおすすめします。 そもそも「プロセスチーズ」は「ナチュラルチーズ」を加工したもので、熟成が完全に止まったチーズなので、いくら「とろけるプロセスチーズ」でも「ナチュラルチーズ」ほどのとろけ感は出せないでしょう。 その商品が「プロセスチーズ」なのか「ナチュラルチーズ」なのかは、裏面を見ればわかります。 プロセスチーズ ナチュラルチーズ とろけやすさ ややとろけにくい とろけやすい 保存できる期間 長い 短め

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