【iPhone 4S × iOS 8.1】少しでも動作を軽くする設定とは?

2011年に発売された iPhone 4S で iOS 8.1 にアップデートしてみましたが、やはり動作が重い…。
もう 4S じゃ限界なのか…!?

いや、設定を変更すれば、少しはマシになるはず。
というわけで、今回は少しでも動作を軽くするために、設定を変更して検証してみました。

今回設定を変更したのは以下の2点です。

  • [コントラストを上げる] – [透明度を下げる]
  • [視差効果を減らす]

いづれも [設定] – [一般] – [アクセシビリティ] の中にあります。

実験! しかし…

納得するには数字で出すのが一番だろうということで、次の項目を、時間を計ってみました。

本体の起動
りんごマークが表示されてからロック画面が表示されるまでの時間

App「LINE」の起動
「LINE」のアイコンをタップしてから最初の「友だち」の画面が表示されるまでの時間

キーボードの予測変換
1文字目を入力してから予測変換の候補が表示されるまでの時間

iOS 8.1 にしてからは、特にキーボードの入力のもたつきが気になりますね。

実験で使用した iPhone はこちら。

iPhone の世代
4S
iOS バージョン
8.1
App のバックグラウンド更新
オフ

そして実験結果がこちら。
すべて2回ずつ計り、その平均を掲載しています。

時間 (秒) 設定 (○ = 適用)
本体起動 LINE 起動 キーボード 透明度を下げる 視差効果を減らす
53.95 7.38 1.75
53.29 7.82 3.16
53.57 7.65 2.53
53.46 6.86 3.83

はい、ほとんど変化ありません。
少なくとも App の起動やキーボード入力といった、よく行う動作に対しては効果がありませんでした。

体感では一部効果有り?

[透明度を下げる] に関しては、動作がスムーズになったと感じられる部分もありました。

  • 通知センターのスクロールが滑らかになった
  • リマインダーの動作が少しスムーズになった

いわゆる、磨りガラスの透過処理を実行しているシーンで動作が軽快になりました。

ただし!
見た目はちょっとアレです。

通知センターでは背景が真っ黒。
ホーム画面のドックは完全灰色に。

見た目なんて気にしないよ!」という方は、 [透明度を下げる] を有効にしておくと少しマシになります。


というわけで、期待していた結果はまったく得られなかったのですが、 [透明度を下げる] に関しては一部効果があります。

「まだまだ 4S で頑張るぜ!」というならば、ぜひお試しください。
どうしてもこの重さに耐えられない人は素直に買い換えることをオススメします(笑)